今回の学習指導要領改訂で、中学、高校で覚える英単語の数が大幅に増えました。
さらに、小学校の教科に「英語」が加わり、英単語を覚えることになりました。
改訂前に比べて、どれくらい変わるのか次の表をご覧ください。
小学校 | 中学校 | 高 校 | |
改定前 | なし | 1200語 | 1800語 |
改定後 | 600~700語 | 1600~1800語 | 1800~2500語 |
このようにかなり大きく変わり、日本の英語教育の向上に本気で取り組んでいることがわかります。
お気づきの方がいらっしゃるかもしれませんが、小学校で学ぶ英単語は改定前に中学校で学んでいた単語が含まれます。
そのため、中学校で覚える単語は従来の単語数+600語ではなく、高校で覚えていた単語から+1000語近く覚えることになります。
つまり、単語の数だけではなく、難易度もあがることになります。
また、実用的な英語習得に向けてリスニングのレベルも上がってきているため、単語の意味と同様発音をしっかり習得する必要があります。
スマホの普及やコロナの影響で、英語の勉強方法は、アプリ、動画配信、オンライン授業と大きく進歩してきて、追い風が吹いている状況です。
とはいっても、手軽に使うことができ、進捗状況を目に見えて把握できる単語帳を何回も繰り返すことで語彙力は大きく向上します。
今後は、指導している生徒には中学1年生から、可能であれば小学6年生から英単語帳を勉強に取り入れる必要性を感じています。
現在、改訂後に対応した単語帳の中から、お子さんのタイプに合わせて3つ選んでご紹介します。
それでは、順番に紹介していきます!
【文章読解力もつけるなら】速読英単語 中学 改訂版 (Z会)
定価(税込)1,430円
収録語数 約2,300(小学校英語の復習を収録)
音声教材 無料(英文、単語、語義、例文)
メリット 覚える単語が盛り込まれた印象に残るストーリーで多読効果あり
無料で紙面掲載の二次元コードから音声を聞けるように改訂
ダウンロード数の多いアプリmikanと提携
デメリット 単語を覚えることで十分な場合は難しく感じる。
【例文で単語を覚えるなら】中学版システム英単語(駿台文庫)
定価(税込)1,760円
収録語数 約1,800
音声教材 例文の音声ダウンロードサービス付
メリット 単語を例文で覚えるので記憶に残る
例文で熟語や英文法を同時に習得できる
日常会話にも使える
デメリット 大学受験で絶大な人気を誇る良書シリーズと同じくアプリがない
【アプリを活用するなら】高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800(旺文社)
定価(税込)836円
収録語数 約1,800(小学校英語の復習を収録)
音声教材 無料(英文、単語、語義、例文)
メリット 5つのレベルに分けて 「でる順」 に収録
志望レベルに合わせた対策が可能
無料公式アプリを使うことで効果大
デメリット コンパクトなサイズに、使いやすいかどうか意見がわかれる
まとめ
英単語帳は効果が出るまでじっくり取り組むことが大事です。
それぞれの単語の特徴から自分に合う学習方法を是非見つけてください。