【中3の夏休み】子どもの高校受験に向けて親がサポートできることとは?

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夏休みに入り中学三年生のお子さんがいるご家庭では、気持ちが落ち着かない親御さんも多いのではないでしょうか。

お子さんがちょうど反抗期真っただ中で、コミュニケーションをとりにくいご家庭もあるでしょう。

わが家の娘も中三の夏、反抗期と重なり気をもみながら見守っていました。

だから心配される親御さんの気持ちが、痛いほどよくわかります。
 

ここからは客観的に、親御さんの相談にのってきた、家庭教師の立場でお話ししていきます。


お子さんの状況にもよりますが、親としてできることは次の2つになります。

高校受験の受験生に親ができること

① 口出しをしないで、子どもを見守る

② 話し合いやアドバイスすることで、子どもをサポートする

今回は、それぞれのケースについてのポイントをまとめました。

受験生のお子さんを見守るポイント

家で心地よく過ごせるようにする

家で勉強以外の時間を心地よく過ごせるよう、おいしい食事を用意して、休憩するリビングを整えます。

あたり前のことですが、親ができることは家で居心地よく過ごせるようにすることくらいなのです。

おいしい料理を食べたり、心地いいリビングで過ごすことがリフレッシュになるよう、その時はお子さんが笑顔になる会話を楽しみましょう

また、【食事や空間を整える】ことが、親御さんの【気持ちを整える】ことにもつながるでしょう。

まずは否定せず子どもの話しに耳を傾ける

お子さんが話しをしている時は、まず最後まで否定せず話しを聞きましょう

この方法は傾聴と言われています。

お子さんは自分の話しを聞いてもらうことで受け入れられていると感じ、信頼関係が築かれます

反抗期でコミュニケーションがとりにくい状況でも、いざという時はお子さんから話しを切り出しやすい関係に近づけたらいいですね。
 

受験生のお子さんとの【話し合い】や【アドバイス】をするポイント

先に述べた見守るポイントを押さえたら、親ができることとしては十分です。

ただお子さんの状況によっては、更にサポートが必要な場合もあります。

勉強についても、志望校についても、親の一方的な押し付けをする年齢ではありません

もし親子で話し合える状況なら、以下の内容を参考にしてください。

現在の立ち位置を確認する

この高校に行きたい。

そんな目標があっても、言葉のやりとりだけでは現在の成績】から【目標の成績】までの距離がわかりません。

志望校の偏差値を基準にした表もありますが、受験候補に範囲を絞って書き出したものを見ることで、自分の現在地を理解しやすくなります。

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内申点別志望校リスト

 

高校卒業後の進路についても考える

受験というと、つい自分の実力で合格できる偏差値が高い高校を志望校として考えてしまいます。

しかし、高校での成績が大学推薦や就職に直結する場合があり、その場合は進学先で上位の成績を意識する必要があります

コロナ禍であったり、AIであったり、先が見通しにくい社会へと変わってきています。

そんな中、先々のことについて話し合った上で進学先を決めることは、将来社会に出てから自分の意志で決める力を育てます

どのようにすればいいのか、子どもの性格、親の経験から、押しつけるのではなく親の考えを伝え、話し合うことが大切です

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志望校ごとの進路先

 

具体的に何をどうすればいいか考える

勉強は何のためにするのか?

このことについて、ある予備校の先生の話しを過去のブログ「なんのために勉強するの?」子どもに聞かれた時の答えをもつ大切さで書きました。

テストの点数を上げることが勉強の一番の目的ですが、私は勉強にはもっと大きな学びがあると思っています。

どうやったらテストの点数を上げることができるか、考えて工夫することです。

今の成績をどうやって目標の成績に近づけよう?

この力が、将来社会で困難を乗り越える状況でも必要になるはずです。

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現在の成績と目標の成績に対する改善策

まとめ

受験生のお子さんを見守るポイント

そして

受験生のお子さんとの【話し合い】や【アドバイス】をするポイント

について、家庭教師の視点でお伝えしてきました。

最後に一つ気をつけていただきたいことは、

お子さんに投げかけようとしている自分の言葉は、本当にお子さんにとってプラスになる言葉ですか?

ということです。

私の過去の経験もふまえて、くれぐれも

子どもに投げて、自分がスッキリしたい言葉

を何も考えず言わないようにしてください。

そんな言葉は、親自身が抱えることがしんどい不安だったりします。

そんな時は、その場を離れて、リラックスするまで深呼吸してみてください。

心が穏やかになっても、なお伝えたい言葉。

その言葉こそ、子どもにとってよいアドバイスになる言葉だと思うのです。
 

最後は、私自身の反省も込めてしまいました。
夏休みを無事乗り越えられるよう、応援しています!


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