【国語が苦手な小学生】は 出口式『はじめての論理国語』で論理的な考え方を身につけよう!

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小学生のお子さんに「国語のテストの点が悪くて…どうしたらいいの?」という悩みはありませんか?

以前のブログ小学生が苦手な【国語の文章読解】を得意にする勉強法 ~ 5分間ドリルの活用 ~でお伝えした勉強法は、文章題を解く経験を重ねることでコツをつかんでいく方法でした。

今回は、下の息子が取り組んだ文章を論理的に理解する勉強法、出口 汪先生の『はじめての論理国語』がよかったので、その理由とともにお伝えします。

5分間ドリルでは、答えだけで解き方の解説はありません。

それに対して『はじめての論理国語』では論理的に文章を読む方法、つまり問題の解き方を学べるようになっています。

この論理的に文章を読む方法は数学、英語など他の教科を勉強する上においても必要な力になり、国語の教科だけにとどまりません

息子は小2から小4まで1学年下の『はじめての論理国語』に取り組んでいました。
そのおかげで、文章について考える基礎が身につきました。

【国語が苦手な理由】文章を論理的に理解していない

中学受験をしなくても役立った『中学受験の国語論』

国語が得意になるよう本を沢山読んだほうがいい」とよく言われます。

しかし、上の娘は毎日本を読んでいるのに国語が苦手でした。

問題は、「文章をどれだけ読んでいるか?」ではなく「文章をどうやって読んでいるか?」なのです。

はじめての論理国語』についてお伝えする前に、国語を得意、不得意にしている原因を、ある本を通してお伝えします。

その本は東京にある和(かのう)ゼミナールという国語専門塾の先生が書かれた『中学受験の国語論』です。

この本を読むと、中学受験に限らず国語教育について理解が深まります。 

『中学受験の国語論』文学力と精密力

中学受験の国語論』の中に、「文学力」、「精密力」という言葉が出てきます。
 
詳しくは次のとおりです。

文学力 小学校五年生~(10歳~)
 これは文学作品を味わう能力、読者が感動する文章を書く能力です。
 文学力は「味わう」「感動させる」のですから、字の読み書きができるだけでは困ります。豊かな個性、自由な発想、細やかな情緒、精神的成長…が必要となる文化・芸術の国語力、または日本語を使った芸術能力で、じょうずな読書感想文は文学力がなければ書けません。

引用元:『中学受験の国語論』

精密力 小学校五年生~(10歳~)
 これは文章を正確・精密に読み書きする能力、または日本語を使った情報処理能力です。文学力とはちがって個性も発想も情緒も精神的成長も関係ありません。「正しい」「誤り」がはっきりと決まる国語力、利害損得の国語力といえます。

引用元:『中学受験の国


学校の国語の授業で学んでいる内容は、読み書きとこの文学力になります。
 

学校では読書で感動する方法や、表彰状がもらえる作文の書き方を具体的に教えているわけではありません。読書や作文を体験させるために国語の授業があるのです。

引用元:『中学受験の国語


それに対して、精密力は中学受験で必要とされる国語の力とされていますが、学校で行われるテストの一部国語文章題も同様です。

しかしこの精密力、学校の国語の授業では、あまり学びません。
 

国語テストで問われる精密力

英語や数学は授業を聞けば、テストの問題の答え方が分かる授業になっています。

しかし体験型授業である国語は、精密力つまり、テストの問題の答え方を教える授業でなないのです。

また 『中学受験の国語論』では、精密力が必要とされる問題を勉強せずに解ける生徒は「感性がすぐれている」と表現しています。

つまり中には感性で解ける生徒もいるけれど、感性で解けない生徒論理的に考えて精密力をあげることで解けるようになる、と書いてあります。
 

子どもが論理的に考えるよう、著者の和ゼミナールに子どもを通わせたくても、距離的に不可能でした。

そんな時に『はじめての論理国語』の著者である出口先生を知ります。

『はじめての論理国語』で文章を論理的に理解しよう

『論理国語』シリーズとは

上の娘が中学生になり、国語の勉強方法を模索していた時、論理国語を知ります。

そして、この【論理】=【精密力】ではないかと思いました。

はじめての論理国語』著者の出口 汪先生は元東進ハイスクール講師です。

国語の文章を論理的に読み解く】勉強法を授業に取り入れて人気が出ました。

受験生の間で一世を風靡し、小学生、中学生、高校生それぞれに向けた『論理国語』のシリーズが発売されています。

国語に求めていた学習方法を、家で実践できるとは思いもしませんでした。
 

小学生向け『はじめての論理国語』のススメ


はじめての論理国語』もその中の一つです。

小1レベル』から『小6レベル』までシリーズで合計6冊発売されています。

このレベルは目安なので、できれば実際に中身を見てお子さんに無理のないレベルからはじめることをおすすめします。

息子の場合、1年生は学校の宿題で手いっぱいだったため、2年生になってから『小1レベル』をスタートしました。

小1レベル』の内容は、「具体と抽象」、「文の構造を理解する」「クリティカル・シンキングの基礎」ほかのステップに分かれています。

まずステップごとに、キャラクターが分かりやすく説明してくれるので、楽しく学べます。

そのステップの後に用意された問題を実際に解いて身につけていきます。

スモールステップで進んでいくので、合うレベルからはじめれば難しいと思わせる内容ではありません。

苦手な国語を何とかしたい!」と思ってらっしゃる方には、ぜひ取り組んでもらいたい一冊です。
 

まとめ

学校の国語の授業は【文学力】を育てる体験型の授業です。

一方、文章題を解くには【国語の文章を論理的に読み解く】=【精密力】が大切です。

,「どうやって国語を勉強したらいいのか分からない。

そんな時こそ、『はじめての論理国語』で【国語の文章を論理的に読み解く】方法に取り組んでみてはいかがでしょうか。
 

この内容が、少しでもどなたかのお役にたてれば嬉しいです。

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