お子さんが算数や数学のテストを見せながら
「計算ミスがなけれな〇〇点だったのに!」
と悔しがったことは、ありませんか?
わが家ではよくあります。
でも「惜しかったね、次は気をつけよう。」
で終わらせないでください!
ささいな計算ミスであっても、同じミスを繰り返している時があります。
その理由は、なぜミスをするのか気づいていないからです。
そうなんです、気づいていないから直せない。
塾で教えていた時は、そこまで指導することはできませんでした。
テスト・宿題・ノートに計算ミスがある時は責めないで、
「どこで何を間違えたのかな?」
「どうしたら次は間違えないかな?」
お子さんと一緒に探偵になった気持ちで考えてください。
ここからは、小4だった息子が約半年くりかえして、
「公文に通いはじめましたか?」
と担任の先生に聞かれるほど計算スピードも上がった方法などご紹介します!
計算式を読みやすく書く
数字やアルファベットの形を整える
計算ミスの中で、はじめに気をつけることは、書き写しミスです。
書き写しで間違える場合は、計算で書いた数字の形を見てみましょう。
早く書いた字が次にあてはまる場合は、書き写しミスが原因かもしれません。
・9の形がくずれて、4やyにみえる
・1と7の形が区別しにくい
・5、6、8の形が区別しにくい
これ以外にも区別しにくい数字や記号を見つけたら、早く直しましょう。
テストでは手に力が入るので、日頃から意識しないで書けることが大切です。
イコール(=)を見やすく縦一列に並べる
勉強中にクセを直そうとすることは集中力の妨げになります。
テレビで予備校講師の林修先生が
「生徒をたくさん見てきた中では、優秀だなと思う子の字は汚いことが多い」
という話しをしています。
ペン先よりも頭の中で集中することが、よりよい思考につながるのかもしれません。
キレイな字を書く必要はありませんが、読める字を書くよう心がけましょう。
そして、
計算式の中で、記号 =(イコール)を縦一列に並べる
これだけで、更に読みやすくなります。
計算を後から見直す時、どこに何を書いたか探す時間はもったいないですし、計算も進めやすくなります。
このクセだけは、逆につけることを強くおすすめします!
書きやすいノートに変える
わが家の勉強で使うノートは、イオンで買っています。
100均で買うよりも価格が安いので、いつも3セットはストックしています。
しかし、娘の場合は =(イコール)をなかなか縦一列にそろえて書くことができません。
そこで、イオンで買うノートを縦に罫線が入ったノートに変えたところ、激変するほど見やすく書けるようになりました。
自然と縦罫線を目安にそろえて書けるようになるので、計算をもっと見やすく書きたい時にはオススメです。
アプリで計算力を伸ばす方法
暗算マン
息子が小4の時、半年くらい毎日続けた結果、
担任の先生から「公文に通いだしたの?」
と言われるくらい、間違いが減りスピードも上がったアプリです。
子どもから大人までレベルに合わせて楽しめます。
ただ、算数と数学での計算効率を考えると、ほどほどの暗算レベルで終えるといいでしょう。
桁数が多い計算は筆算でする方がスピードが早く間違いも少なくなります。
HAMARU
脳トレHAMARU 計算ゲームで算数と数学の脳トレ勉強
心地よい音楽と反応で穏やかにスタートします。
しかし、次から次へと問題がでてくるのでパニックにならないよう正確に解く訓練ができるのでおすすめです。
Panasonic Prime Smash!
素数か素数でないかを判断するゲームです。
このゲームをすることで数学の因数分解でのスピードが上がること間違いなし!
算数でも
「この数は約分できる!」
「この数は約分できない!」
と判断する力をつけることができます。
5分ドリルで計算力を伸ばす方法
アプリでなかなか計算ミスが直らない時は計算ドリルがおすすめです。
なぜなら、アプリではどの計算でミスをしているか後から確認することができないからです。
例えば、66×7 を毎回間違えていてもアプリは示してくれません。
そこで苦手な計算のパターンを見つけて直すためには、間違いだけ書き出してやり直すことが大事です。
実は、私は子どもがアプリをしている横で間違いを書き出していました。
ですが、ずっと画面を見ながら、間違えた式を書きだすことはとても大変でした。
そこで、アプリで改善しなければ計算ドリルを併用してみて下さい。
ドリルは、さらっと解ける5分間ドリルで十分だと思います。
おすすめのドリルを2種類ご紹介します。
各ドリル、1年生から6年生まで学年別に分かれています。
この中から苦手な部分をコピーするなどして繰り返し行います。
以前ブログでご紹介した【暗黙知】になるまでの繰り返しが大切です。
ただ、気をつけることは
計算を極めることが、算数や数学を得意にすることではない
ということです。
計算は思考力を伸ばすための手段と考えて、適度な目標を達成としましょう。
わが家での経験から少しでも参考になることがあれば嬉しいです。